天皇杯 vfk

普段Jリーグはほんとんど見ないがJ2で18位のvfkが天皇杯に挑むという事で自然に見てしまった。

「下克上」という言葉が観客席にもあったが武道や格闘技専門のオレはその状況自体に惹かれる。

「小よく大を制す」とも言える。

ボクシングで言えば、少し古くなるがモハメド•アリがジョージ•フォアマンを破った試合を思い出す。

試合前1:9のオッズの大逆転だ。

vfkには武運があった。

昔の剣豪が「突き」一点を磨き上げ、絶対的に不利な状況だが「突き」で仕留めた試合のようだ。

vfkの「突き」は守りだった。

ひたすら守りに徹した。

120分耐えに耐えた。

タフな試合だったが諦めずにジッと耐えているうちに光りが刺す。

人生にも通じるものがある。

vfkだけでなく広島にもドラマがあった。

良い試合はドラマがあるか無いかで決まるとオレは思っている。

命懸けで戦うからこそドラマが生まれる。

体育会系のものだけが知る独特な世界。

朝まで飲む勝利の美酒はやったものだけにしか味わう事が出来ない。